ブランド牛のもとは石垣牛だった!

ブランド牛として名を轟かせている松坂牛、米沢牛、それに神戸牛。一流デパートでもトーンと偉そうに構えている彼らに比べ、「石垣牛」といわれてもピンとこない人は多いのではないだろうか。ところがこの石垣牛、全国におよそ140はあるというご当地ブランド「○○牛」の中でも、ちょっと特別な牛なのだ。「松坂牛」や「米沢牛」といっても、そういった種類の牛がいるわけではなく、もともとはほとんどが「黒毛和牛」という品種。育つ地域や環境、飼料などによって「○○牛」というブランドが付けられているのだ。石垣牛も同じくもとは黒毛和牛。それではなぜ石垣牛が特別なのかというと、実は松坂牛をはじめとする多くのブランド牛は、石垣島から子牛を仕入れているからである。石垣島は冬でも暖かいので、1年を通して牧草が豊富で子牛の食欲が落ちない。そのため胃袋が大きく、骨格がしっかりした子牛になるのである。一般的に牛は大34きいほうがおいしいので、全国の生産者が胃袋の大きい石垣の子牛を求めてやってくるのだ。青い海を眺めながら、1年中のんびりと放牧されている石垣牛にはストレスがない。また、無理に脂肪を付けるための飼料も与えられず豊富な牧草を食べて育つので安全だ。沖縄サミットで石垣牛を食べたクリントン元大統領が大絶賛したというエピソードも残っている。子牛が全国に買われていってしまうのでまだまだその数は多くないが、沖縄旅行のさいぜひ一度、その舌で味わってほしい逸品だ。

[参考サイト]
スカイツアーズの沖縄旅行格安情報
http://www.e-myholiday.com/okinawas/

冬のカニは言うまでもなく美味

能登半島の和倉温泉は、開始以来千二百年という歴史の古い温泉である。観光客の数からいっても半島最大の温泉地であることは間違いないのだが、もっと関東や東北などからも人が来てもいい、と思う。海辺の温泉は夕陽が美しく、冬は雪見に最適。輪島に観光もいいが、ここにも立ち寄って欲しい。北陸一帯での評判が、もっと広まってもいい。能登半島の魅力がより良く分かるはずである。その和倉温泉に、創業明治7年という老舗の旅館が『多田屋』である。盛業の旅館で、少しずつ大きくなりながら今では客室数76室を数えるまでになった。それも不粋に高層化するのでなく、海に対して横に横に広がっていくのである。平成8年に大浴場、ついで新館の増築を行い、さらに横拡張された。どこからでも海が目線で見える、気持ちのいい宿である。『多田屋』の増築されたのが新館「椿庵利休」。椿庵はそれぞれデザインのコンセプトを統一した別館なのだが、今度の利休は大正ロマンである。海と境を接するぎりぎりに建っており、眺望はとても良い。部屋の窓を開け放つと、波の音が聞こえてくるのである。専用露天風呂のある客室も椿庵にある。海に面した建物の窪みにしつらえた庭に、方形の露天風呂。庭と海とを眺める趣向である。パブリックの風呂が充実している。海に対して18メートルの横幅を持つ大浴場が男女それぞれに。檜の露天風呂、露天の岩風呂、サウナもジェットバスもある。女性用には釜風呂、庭園風呂、ミストサウナもある。また、車椅子で脱衣場までいける貸し切り家族風呂もある。料理は四季を通じて、七尾湾の魚介がうまい。冬のカニは言うまでもなく美味である。ちなみに、同じく夕日ヶ浦温泉もカニが美味なことで有名であり、さらに美しい夕日が眺められると、夕日ヶ浦温泉郷は全国各地から温泉マニアが集まる温泉街なのである。
>> 夕日ヶ浦温泉の詳細